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出産後は市役所へ!?手続きすべきこと8つ◇必要書類や期限&パパも安心リスト化のすすめ♡

出産後は市役所へ!?手続きすべきこと8つ◇必要書類や期限&パパも安心リスト化のすすめ♡

2018年5月28日 公開

出産ごに忘れてはいけない事、それは市役所などでの赤ちゃんが生まれたことによる手続きです。出産後のツライ時期に慌てないよう市役所などへの持ち物や期限は、しっかりチェックしてリスト化しておくと安心です!そんな出産後の手続きについてまとめました!

出産したら市役所で手続き?

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長いマタニティー期を乗り越えて、出産という大仕事を終えると、ボロボロのカラダを回復させるいとまなく赤ちゃんのお世話が始まります。
そんな中、忘れてはならないこと、それは、赤ちゃんが生まれたことを行政などに知らせて、そうすることで受けられるサービスの手続きをすることです。

手続きには期限もありますし、必要な書類もあります。産後で大変な時期に慌ただしくはなりますが、パパにも協力してもらって手際よく進めることが大切です。
出産に際して必要な手続きをまとめてみます。

**出産後の手続きリスト**

①出生届
②健康保険の加入
③乳幼児医療費助成
④児童手当金
⑤出産育児一時金及び出産育児給付加金
⑥出産手当金(働くママ
⑦育児休業給付金(働くママ)
⑧高額医療費・医療費控除・医療保険

期限に余裕がないもの、余裕のあるものとありますが、ざっとこれだけの手続きをすることになります。
⑧の高額医療費・医療費控除・医療保険に関しては必要のない場合もありますが、万が一のことも考えるとチェックしておくべきでしょう。
では、ひとつひとつの手続きを詳しく見ていきましょう。
これからご紹介する画像の表は、わが家の次男(2歳1ヶ月)が生まれる前に夫に託したリストです。参考にしてみてください。

出産後の手続き①出生届

花野いちか (118402)

via 花野いちか
出生届は赤ちゃんが生まれ、その赤ちゃんを戸籍に登録して、行政に生まれたことを知らせる最初の手続きとなります。
期限は【出産の日を含めた14日以内】とちょっと慌ただしいですが、期限を守らないで提出しても受理はしてもらえるでしょう。しかし、その場合には罰金が科せられることがありますので、くれぐれも期限を守って提出しましょう。

出生届は、出産した病院で退院時などに貰えると思います。もちろん、役所にもありますよ。出生届と出生証明書は同じ用紙になっています。(A3左半分が出生届、右半分が出生証明書)出生証明書を病院で書いてもらう必要があるので、万が一「出生届は自分で用意して!」という病院であった場合は、役所で入手して退院までに書いてもらえば手間が省けます。

当然のことながら、出生届に書く名前が赤ちゃんの名前となりますのでキレイに丁寧に書いて間違いのないようにしておく必要があります。とめやはらいなど正確に書いて提出しましょう。

※事故や病気、天災など正当な理由で出生届の提出が遅れた場合
警察や病院などで【届出遅延理由書】を書いてもらいます。届出が可能になった日から14日以内に、出生届とともに提出するといいです。
※理由なく(正当と認められない理由)で出生届の提出が3ヶ月以上遅れた場合
【戸籍届出期間経過通知書】に遅れた理由などを書いて、出生届とあわせて役所に提出する必要があります。そのとき、簡易裁判所に通知されることとなります。場合によっては簡易裁判所から5万円以下の罰金が科せられる通知が発行されることとなります。

赤ちゃんが未熟児だった場合:未熟児養育医療給付金

花野いちか (118405)

via 花野いちか
赤ちゃんが未熟児だった場合、もしくわ医師から入院養育が必要と認められた場合に、その入院・治療費を自治体が助成してくれる制度です。世帯所得に応じて、一部自己負担となることもあります。

*対象*
・赤ちゃんの体重が2,000グラム以下の場合
・生活力が弱く医師から入院養育が必要と認められた場合

出産後の手続き②健康保険の加入

花野いちか (118407)

via 花野いちか
赤ちゃんの保険証をもらうための手続きですね。1ヶ月健診までには保険証を入手しておく必要があります。
健康保険組合によって、必要なものが異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。

パパとママどちらの保険に入れるのかも事前に決めておきましょう。一般的には年収が多い方(50万円~100万円の差)にといわれますが、同程度の場合はパパの方に入れるというのが多いようです。

国民健康保険の場合は出生届をお住いの地域で提出する際、保険加入の手続きもやってしまうといいかもしれませんね。

出産後の手続き③乳幼児医療費助成

花野いちか (118467)

via 花野いちか
乳幼児医療証の取得をするための手続きと思っていいと思います。自治体によって所得制限など決まりはありますが、乳幼児医療証を持って病院に行くと、窓口での支払いが無料になったり、一定額の支払いで済んだり、一度全額払って還付されるなど医療費を助けてもらえる制度です。
例でいうと、わたしの住んでいる自治体は中学3年生まで、診療・薬すべて無料です。入院の際も差額ベッド代と食事以外は無料と手厚いです。
その他、ワンコイン(500円)が必要だったり、診療は無料だけど薬は有料というところもあるようです。各自治体がどのような助成をしているのか事前に調べておくといいでしょう。

また、自治体によって必要なものが違っている場合もあるので、あわせて確認しておきたいところです。

出産後の手続き④児童手当金

花野いちか (118470)

via 花野いちか
中学校卒業までのこどもを養育している家庭に、育児にかかる費用を年金から一部支給してくれる制度です。
年金からの支給ですから、公的年金に加入していることが条件となります。

*0歳~3歳:ひとりにつき、15,000円
*3歳~小学校卒業まで:ひとりにつき、10,000円(第3子以降は15,000円)
*中学生:ひとりにつき、10,000円
※所得によっては年齢関係なく5,000円となる場合もあります。

支給は3ヶ月分を偶数月に振り込まれるようになるかと思います。
手続きに必要な書類は自治体によって違う場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。期限も出生届と変わらないので、同時に手続きしてもいいかもしれませんね。

注意したいのが【申請が遅れてもさかのぼって支給されることはない】ということです。赤ちゃんが生まれたら、できるだけ早く申請して満額もらえるようにしましょう。

出産後の手続き⑤出産育児一時金及び出産育児給付加金

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via 花野いちか
加入している健康保険から、出産の費用の一部を支給してもらえる制度です。支給額は赤ちゃんひとりにつき420,000円です。(産科医療補償制度に加入していない病院で出産した場合は390,000円)
妊娠4ヶ月以上であれば、流産や死産でも支給されます。

直接支払制度(保険組合が直接産院に支払ってくれる制度)を導入している産院であれば、個人で申請する必要はありません。産院で用意される書類に記入するだけです。
この制度を導入していない産院での出産であれば、まずは全額費用を支払います。のちに申請して口座への振り込みで受給することとなります。

出産費用が420,000円よりも少なかった場合は、申請して差額を受給することが可能です。420,000円を超える出産費用だった場合の差額は自己負担となります。

出産後の手続き⑥出産手当金(働くママ)

花野いちか (118474)

via 花野いちか
勤務先の健康保険組合に加入していて、産後も働く意思のあるママが対象です。
産休中には給料が発生しないため、健康保険組合から手当金として、給料の3分の2が支給される制度となります。

出産前42日、多胎妊娠の場合は出産前98日、出産後56日が給付期間となります。
受け取ることができるまでに1ヶ月~2ヶ月かかることがあるようですね。

※パパの健康保険に扶養で入っている場合や国民健康保険の場合は対象外です。

出産後の手続き⑦育児休業給付金(働くママ)

花野いちか (118476)

via 花野いちか
会社に勤務して、雇用保険に加入しているママが対象です。
育児休業取得前に2年以上の勤務と2年間で1ヶ月に11日以上勤務した月が12ヶ月以上あるというのが条件となります。

育児休業の期間(赤ちゃんが1歳になるまで)は給料が発生しません。給料のかわりに、雇用保険から給付金という形で支給を受けることができます。
支給額は育児休業開始日から180日までは月給の67%、181日から終了までは月給の50%となります。

保育園に入園できず、復職できないなどの事情がある場合は、最長で赤ちゃんが2歳になるまで受給できます。

細かい条件などは、勤務先の窓口で確認しておいた方がいいかもしれませんね。

出産後の手続き⑧医療費控除・高額医療費・医療保険

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医療費控除は健診や分娩や通院の交通費など妊娠、出産にかかわる費用を含め、家族全員の年間医療費が100,000円を超える場合に、確定申告をおこなって還付してもらうための手続きになります。
健診や出産など、普段の年よりも医療費がかかっている場合も多いので、家族全員分の医療費の領収書を確認し合算してみましょう。
ただし、出産育児一時金及び出産育児給付加金や医療保険で補償された金額は差し引いて申告することとなります。
医療費控除は確定申告ですので、翌年の3月に税務署で申告します。

高額医療費については、健康保険が適用される治療で自己負担の限度額を超える医療費がかかってとき、超過した分を還付してくれる制度ですので、帝王切開など出産にかかわる費用が高額になった場合に手続きをすることとなります。
わたしの経験を例にしますと、次男の出産が緊急帝王切開となったため、費用が高額となりました。
手続きについてどうしたらいいのかわからず、夫に担当窓口へ行ってもらい必要な書類などの説明を受けてもらい手続きしました。後日、還付金が夫の口座に振り込まれていました。
『わからないけど、こんなのある!』と認識していれば、問い合わせることができるので、万が一の時のために頭に入れておくといいでしょう。

医療保険についても、帝王切開術や妊娠高血圧症などの妊娠中の管理入院など保険が適用される場合があります。診断書や領収書など提出しなければならないものもあります。万が一のときは、保険会社に問い合わせて必要なものを取り寄せて手続きし、保証してもらいましょう。

出産後の手続きは出産前にリスト化がおすすめ!

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出産後、市役所などで手続きしなくてはならないものをまとめてみましたがいかがでしたか?

わが家のリストを画像にてご紹介しましたが、その中に【マイナンバーカード】と記載しています。夫が最後に手続きしてくれたのはマイナンバーカードの利用が開始されて間もなくでした。
夫からは『持っていたけどいらなかったよ』との報告を貰いましたので、もしかしたらいらないかもしれません。そのあたりも、一度確認しておくといいかもしれませんね。

赤ちゃんが生まれたことを行政に知らせて、受けられるサービスをすべて受けるための手続きです。期限を守って滞りなくできるといいですね!