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安心?安全?母乳育児中のカフェインレスコーヒーについて徹底解説

安心?安全?母乳育児中のカフェインレスコーヒーについて徹底解説

2016年9月29日 公開

元々コーヒー好きなお母さんは、授乳期間でふとリラックスしたい時コーヒーが飲みたくなることありませんか? でも、やっぱり気になるのはお子さんへのカフェインの影響ですよね。 そもそもカフェインがどの程度乳児に影響するのか? カフェインレスコーヒーといっても、カフェインの除去率が100%じゃないものも沢山出回っているけど飲んで本当に大丈夫なのか? 自身もコーヒー好きで授乳期間中に色々試してみたライターがカフェインレスコーヒーのあれこれについてお伝えします。

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そもそもカフェインが赤ちゃんに与える影響って?

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コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには脳に刺激を与え覚醒させる作用があるので、私たち大人は眠気覚ましや集中したいときに欲しくなりますよね。
これを授乳中の母親が摂取すると、なんと30分で体内のカフェイン濃度が最高値に達し、そのうちの約1%前後が母乳に移行することが分かっています。

そしてカフェイン入りの母乳を飲んだ赤ちゃんは「寝付きが悪くなる。」「興奮して夜泣きをする。」などの影響がでるとも言われています。
また赤ちゃんの体内に入ったカフェインは消化されるのに3日もかかるそうです。

カフェインレスとノンカフェインの違い

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カフェインを控えたい方向けのコーヒーには「カフェインレス」「ノンカフェイン」「デカフェ」などさまざまな呼び名がありますが、カフェインの含有の有無で異なるようです。

カフェインレスコーヒー/カフェインの含有量が限りなく0に近いが微量に含まれているもの(コーヒー豆のカフェインをなるべく除去したコーヒー)
ノンカフェインコーヒー/カフェインが含まれていないもの(たんぽぽコーヒーなど)
デカフェ/カフェインレスと同じ。微量に含まれる。

カフェインレスコーヒーの母乳への移行は大丈夫?

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市販のカフェインレスコーヒーのカフェイン除去率は約97%前後が多いようです。
そしてコーヒーを飲んだ後のお母さんの体内では約30分後にカフェインが最高値になり、そのうちの約1%前後だけが母乳に移行します。

ということを考えてもそもそもカフェインが3%くらいのカフェインレスコーヒーから母乳へ移行するカフェインの量は微々たる量だと推測できます。
通常のコーヒーでも1日1-2杯程度なら影響はないと言われていますのであまり神経質にならなくても大丈夫そうですね。

カフェインの除去方法によっては注意が必要ってホント?

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カフェインレスコーヒーのカフェイン除去方法は主に次の3つがあります。

水を使う方法(水抽出法)
二酸化炭素を使う方法(超臨界二酸化炭素抽出法)
薬品を使う方法(有機溶媒抽出法)

1、2については安全性が確認されていますが、3については薬品が豆に残留する可能性があるということで日本国内での製造、販売・輸入は禁止されています。

日本で販売されているカフェインレスコーヒーについては安心して飲んでいただけますが、海外のお土産品などの場合には確認してみたほうが良さそうですね。

美味しくて種類も豊富になったカフェインレスコーヒー

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昔は取扱い店も少なく味もイマイチだったカフェインレスコーヒーも、今は授乳期のお母さんたちだけでなく、健康のためにカフェインを控える方々も増えているため、スーパーでもネットでも様々な種類の味の良いカフェインレスコーヒーが手に入るようになってきましたし、スタバやタリーズなどのコーヒーチェーンでもデカフェが手軽に購入できますよね。

たまにはお散歩の途中などに町の小さな自家焙煎の珈琲屋さんで知る人ぞ知る美味しいカフェインレスコーヒーを探してみるのも楽しいですね。

それでもやっぱりコーヒーは我慢!なあなたへ

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コーヒーというよりはどちらかというと”お茶”に近い味ですがノンカフェインドリンクの中でも比較的”コクのある味”でおすすめなのが次の3つです。

たんぽぽコーヒー/たんぽぽの根を焙煎したもの。鉄分やミネラルが豊富で血液をサラサラにするので母乳の出もよくなる。
チコリコーヒー/チコリーの根を焙煎したもの。整腸作用があるとされるが子宮収縮作用もあるため妊娠中やお子さまは避けた方が良い。
オルゾ/大麦を焙煎したもの。食物繊維やカリウムが豊富。麦茶のような味だが濃く煮出してミルクで割るとラテのような味わいが楽しめる。
参考サイト
大麦飲料オルゾの秘密 | オリーブオイルソムリエ&マスターオーガニックコーディネーターの「ビオイッシモ」

まとめ

いかがでしたでしょうか?
妊娠中、授乳中はとかく我慢しないといけないことも多くお母さんにとってはストレスがたまりやすい時期だと思います。
母乳育児に関してはあまり我慢しすぎても、母乳の出に影響を与える場合もありますので、自分の心と相談しながらノンカフェイン、カフェインレスと上手に楽しんでつきあっていけると良いですね。

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